【海外の結婚式がおしゃれな理由】世界感あるアイテムコーディネートの事例ピックアップ
結婚式準備は今まで経験のないことで、特別な日のためのものなのに完成形が見えなくて、時に不安になりませんか?
ひとつひとつのアイテムには費用がかかり、またそれも高額で選択に勇気が必要な場合も多くあります。
熟慮して選んだアイテムも、準備期間時点では「点」でしかなく、全てのアイテムが揃うのは結婚式当日一度限り。
結婚式に列席した経験はあっても、ご自身の結婚式を計画するのはどなたも初めてのことです。
順調に準備を進めていても、本当に雰囲気ぴったりの選択ができているのか、イメージがブレたアイテムが紛れていないか、不安になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、結婚式のイメージを招待状準備時点からトータルに考えていくための方法をピックアップします!
イメージを整えると結婚式全体がおしゃれに!
そして、自信を持って当日に臨むことができます。(^ ^)
一般的な結婚式準備の順番と、イメージが整った結婚式準備の順番の違い
まずは、ほとんどの方に当てはまる結婚式準備と、イメージを整えた結婚式準備の違いを比べてみましょう。
はじめに、多くの新郎新婦が進める結婚式準備について見ていきます。
一般的な結婚式準備の順番
ほとんどの新郎新婦さまが、次のような順で結婚式準備を進めています。
① 地域と雰囲気から結婚式を行う式場を選ぶ
② ウェディングドレスやタキシードなど衣装を選ぶ
(結婚式の打ち合わせスタート時期まで期間があり、衣装選びしか検討できる事柄がない)
③ 打ち合わせスタート、招待状デザインを決めてオーダー、発送
④〜 装花や料理、ウェディングケーキ、ヘアメイクデザインなどの細かなアイテムを選択する
理想は、せめて決定した式場のウェディングプランナーが、結婚式全体のイメージコーディネートから手配、采配まで担えることですが、実際のウェディングプランナーの仕事内容は、打ち合わせ時間に限りがあることや、新郎新婦さまの範疇にどこまで踏み込むかの社内規則も関係する場合があり、ほとんどがほぼ受注係であり、一組ずつクリエイティブな提案をすることよりも、間違いのないよう、希望通りであるよう、資料を整えていくことが主になっているのが現状ではないでしょうか。
購入できるウェディングアイテムや演出の提案は無限にあり、ウェディングプランナーは式場が用意できるアイテムの存在を新郎新婦さまが知らないことがないよう紹介する必要があるため、「希望の聞き取りをしながら提案する」というよりも、ほぼ「アイテム紹介の打ち合わせ」になってしまう場合すらあります。
つまり、結婚式のイメージやアイテムの雰囲気を整えていくのはウェディングプランナーではなく新郎新婦というのが現実なのです。
参考記事:打ち合わせスタート前にできることを解説しています。
【焦りたくない!】結婚式の打ち合わせが始まる前に知っておきたいこと&できること、一番たいせつなこと!
海外の結婚式準備の順番
海外の結婚式のようすをご覧になったことはありますか?
イメージに統一感があり、すごくおしゃれで憧れます。(^ ^)
その秘訣、知りたいですよね!
海外の結婚式準備は、下記のような順で進められていきます。
①「どんなイメージ(見た目)の結婚式にするか」を夫婦で相談
② 全体的な雰囲気を想像してから、それを叶えてくれるウェディングプランナーを探す
③〜 具体的な準備に取り掛かる
日本の結婚式準備事情と異なるのは、式場決定がイメージ決定のあと であることです。
まずは全体的なイメージを決めて、そこからウェディングプランを考えていきます。
招待状発送前に、ウェディングにトータルで使うロゴやフォントを決める場合がほとんど。
あらかじめ全体のデザインラインを揃えることで、イメージにブレが起こることがありません。
そのため、全てが揃った時にとてもおしゃれになり、世界観が出来上がっているのです。
統一感、世界観がある結婚式を実現したい新郎新婦さまにおすすめしたいのは、海外の結婚式準備のように、「イメージを先に整える方法」です。
先に結婚式のイメージを整えて準備に臨む方法は、実は準備期間途中の気の迷いを防ぐこともできます。
ウェディングのイメージを整える方法
具体的にどういうふうにイメージを整えていくのか、気になりますよね!
実際にイメージを整えていく方法について、お話ししていきます。
情報収集
まず初めに行うことは、情報収集です。
既にオリジナリティのあるイメージを持っている場合は良いですが、まだなんとなくしかわからない、という場合は、まず、いくつかのイメージを集めてみましょう。
おすすめの情報収集方法は、Pinterest。
Instagramで日本国内の卒花嫁さんのイメージを参考にするのも良いですが、Instagramのアルゴリズムはおすすめ範囲がかなり凝り固まっているので、Pinterestに比べて新たな発見が少ないように感じます。
Pinterestは、いくつか好みのものを「ピン」すると、次から次に更に好みのイメージや新しい発見につながるアイデアに出会うことができ、パーソナリティに合わせたアイデアをピックアップしてくれます。
参考記事:
インスタ離れが加速中!おしゃれ花嫁におすすめの情報収集SNS【Pinterestの育て方】
情報整理
ある程度の情報が集まったら、プリントしたり、コラージュアプリを使ってイメージマップを作ってみてください。
全体を俯瞰で見ると、イメージのズレに気づくことがあります。
こちらの写真は、私が結婚式を行った時に実際に集めたイメージのスクラップブックです。
好みのイメージを全て並べて、そこから引き算していきました。
素敵だし取り入れたいけれど、全体を見ると残念ながら叶えたい雰囲気に合わず、諦めたイメージもたくさんありました。
あれもこれも、流行りだから、おしゃれだから、と取り入れるのはイメージのブレのもとですので、おすすめしません。
しっかり吟味して取り入れていってくださいね。
テーマ、コンセプト、イメージの確立
好きなものが集まり、全体的な雰囲気が整ってきたら、テーマやコンセプトが決まってきます。
そののち、希望の結婚式の雰囲気が叶えられる式場を探していくのです。
先にテーマ、コンセプトを決めておけると、式場見学の注目ポイントも漏れなくチェックすることができ、見積もり依頼もスムーズです。
式場決定後の新たな希望が、その式場では叶えられないことが発覚するようなトラブルも防ぐこともできます。
式場選択でおすすめのチェックポイントは、世界観が出来上がった式場よりも、自由度が高く新郎新婦らしくアレンジできる範囲が高い式場を選ぶこと。
式場そのものが気に入り、式場の世界観に沿って結婚式を作っていく選択をする新郎新婦もいらっしゃいます。
そうではなく、オリジナリティやふたりらしさを軸に結婚式を考えている場合は、こだわりたい点を明確にして、こだわりたいことを理解してくれる式場を選ぶことが重要です。
イメージを整えた結婚式の例
では続いて、私が制作しているアイテムとウェディングのイメージをリンクさせてご紹介してみます♪
ボルドーがポイントのシックなウェディング
読みやすく癖のないフォントを使ったペーパーアイテムと、濃いこっくりとした色味。
控えめな輝きのある特殊印刷のゴールド印字は、少しアンティーク感あるコーディネートにぴったりです。
澄んだブルーと目に優しいグリーンが織りなすフレッシュなウェディング
シンプルでありながら個性のあるフォントと、みずみずしいブルー。
少し個性的なデザインでスタンダードさに、癖をプラス。
シルバーグリーンや柔らかいホワイトでまとめたラスティックなウェディング
シルバーがかったグリーンとあたたかみのあるオフホワイトのイメージには、ナチュラルな質感のデザインを。
やわらかな手触りの紙は、ゲストへ新郎新婦のあたたかみも感じさせてくれます。
デザインイメージを決めて統一することで得られるもの
コーディネートイメージを絞ってアイテム同士をリンクさせて集約させていくことで得られる効果があります。
世界観、おしゃれさが生まれる
コーディネートイメージを絞って考えていくことで、まとまりが出て世界観が生まれます。
美術館やテーマパーク、映画やミュージカルを観た時と似ていますが、人は世界観がある空間に入ることで感動し、良い時間だったと強く心にのこります。
そして、世界観がまとまっていると洗練され、おしゃれに映るのです。(^ ^)
迷いがなくなる
テーマやコンセプトを持って結婚式準備に臨むことで、アイテムや演出選びへの迷いがなくなり、決断がとても楽になります。
必要なものと不必要なものを判断できるようになり、予算の無駄も省くことができ、費用の節約にもつながります。
それも、テーマ、コンセプトを決める利点です。
2024… 結婚式の時代の変化の振り返りとこれからの目標
結婚式は時代により変化してきました。
昭和初期までの結婚式は自宅婚。
嫁入り婿入りした自宅に招待者が次々と来て、料理やお酒で自宅でもてなし、新郎新婦を披露したもの。
そのころは、新婚夫婦というよりも家と家との結びつきが強く、結婚式は、両親が身内や親しい間柄へ新郎新婦を紹介するものでした。
次の時代は、結婚式にたくさんの人を招き、背の高いウェディングケーキや天井からのゴンドラ登場、スモークなど、思いきった演出がステータスだった時代。
その頃、専門式場や結婚式用のホールが次々に誕生し、ホテルウェディングも注目され、豪華な披露宴ができる内装の宴会場が増えていきました。
1990年代までの結婚式は、挙式は神社や専門式場で神前式であり親族のみで執り行うもの、披露宴は友人や会社関係、近隣に住んでいる人、両親の友人まで招待することもある、それはそれは大規模でにぎやかなものでした。
2000年代から、徐々に結婚式は新郎新婦主体のものに変化していき、結婚式への招待が少人数化していきます。
和婚は時代遅れな印象となり、洋風なキリスト教式や人前式が注目されました。
最近はまた和婚が見直されつつありながら、その和婚の装いは現代的でもありますね。
そして、親族のみが当たり前だった挙式には、友人や親しい勤務先関係の方にも参加をお願いすることがスタンダードになり、披露宴では、派手な演出よりも新郎新婦らしさのある雰囲気づくりが好まれます。
まだまだ決まりごとや常識が凝り固まった部分のある結婚式事情。
でももうすぐそこに、もっと自由度が高く、「おもてなしするための当たり前」を守りながらも個性に沿った結婚式を叶える時代が来ていると思います。
よくある結婚式を、もっと、ふたりのものに。
式場頼りではなく、新郎新婦がウェディングプランナーとパートナーになり、「どんな結婚式を叶えるか」を軸に計画することができるように、変化していくはずです。
式場ではない場所で、もっとラフに、でも特別に、そんな結婚式が叶えられる環境を…整えられる日が来ますように。
今回が2024年結びの記事となりそうです。
この一年もまた変化と進化、気づきが多い一年でした。
これから先に向けての目標は…
またウェディングプランナーをしたい!
会社勤務の時に比べられないほど密な関係を築いて、特別な手作り結婚式をしたい!
私の個人的な未来の希望です!笑
言霊。
言葉にすれば、いつか叶うはず!!
今後とも、歌の音をどうぞよろしくお願いいたします。(^ ^)
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関連情報
ウェディングデザイナーが届けるオーダーメイドのペーパーアイテム | 歌の音
”ふたりのウェディングをデザインする”
をコンセプトに
結婚式・披露宴に必須な招待状や席次表
席札、メニュー表など
" あたたかさ "が伝わる
周りの皆も幸せにする
こだわりのアイテムを
オーダーメイドで作っています。
培った10年の
ウェディングプランナーの経験を活かし、
神戸を拠点に
迷える花嫁にとって頼りになる
ウェディングデザイナーとしても活動中。
結婚式のセカンドオピニオン、
トータルデザインもご提案しています。
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