【結婚式の演出は必要?】結論!演出より大事なことは『ゲストと一緒に楽しむ』こと!
「結婚式」と「演出」の相性 結婚式に演出は必要?
結婚式、披露宴で、どうしよう、と悩む「演出」
よく、良い演出はありませんか?素敵な演出はありませんか?と相談がありました。
私、結婚式に「演出」という言葉をあまり使いたくなくて。
偏った考え方ではありますが…
結婚するふたりの見ているものとゲストの気持ちと若干のずれがある場合が実際にあります。
特にこのコロナ禍、集まりに参加することに敏感になっている今だからこそ、自己中心的というと言い過ぎですが、そうならないよう。
上手に、ふたりの結婚式への憧れや想いと、お祝いしたいゲストの気持ちをシンクロさせられたら…
ちょっと迷走した時に少し考えを整えていただけるお話しになると良いなと思います。
ふたりのこだわりの表現は「演出」なのか
演出というのは、演じる、見せ方を考える、ということで。
私、結婚式でよく使う「演出」という表現がしっくりこないのです。
結婚式はよく見せるものでもなく、印象に残すものでもなく、おしゃれに見せるものでもなく、楽しませるものでもなく。
自分自身の結婚の思い出のために、たいせつな方々を招いて、美味しい食事と思い出話とこれからの夫婦の姿を報告する時間だと思っているからです。
着飾ってよく見せようとしたり、見たことのない変わった演出を探したり、素敵な結婚式と感じてもらいたいからと努力するのは、少しベクトルが違う気がします。
どういう意味?と思いますよね…
私がお客様に願っていること
私個人は、見た目によくわかる素敵さよりも自己満足的な、誰かに気付かれなくてもこだわって、自分自身のテンションが上がって、ふふふ♡と嬉しくなるようなものが好きです。
結婚式に於いても個人的好みとしては、
おしゃれに見せたい
< 凝ってなくても自分たちが楽しんでいれば素敵に見えるから見せ方は頑張らなくて良いと思う
印象に残したい
< 派手じゃなくても自分たちの思い出に残る時間にしてほしい
とずっと思っています。
結婚式ってエンターテイメントでしょうか…
エンターテイメントなおふたりならもちろんエンターテイメントな時間になると思いますが、私のような普通の人にはゲストの皆様に特別なエンターテイメントを体験させることは困難でした。
ゲストの皆様は何を見ていますか?
幸せなふたりの姿を見るのを楽しみに来ています。
結婚式はイベントや舞台ではないので、魅せるものではありませんよね。
失礼のないようにきちんと準備をして、ようこそ!お待ちしていました!とお招きする結婚式。
ゲストの皆様はきっと、特別な驚くような何かよりもふたりらしさが伝わり感じられる、温かな時間を期待してこられていると思います。
自己中心的 ≠ 自己満足
私自身の結婚式は自己満足のかたまり。
私たちふたりが楽しめる小さなこだわりをたくさん実現させてもらいました。
せっかく皆さんに集まってもらって結婚式をさせてもらえるのだから、私たち自身が楽しもう!と思いました。
そしてその時間の中で、来ていただいた皆様が居心地良くゆっくりと過ごせるように一生懸命考えました。
自己中心的と自己満足は違うと思います。
人生に一度だけの特別な日、夢を叶えるためにゲストにめいっぱい甘えました。
私も、結婚式に参列したとき、めいっぱい楽しんでいるふたりを見るととても嬉しくなるし、来てよかった♡と思います。
素敵さは自然に生まれる
今きっと、結婚式の情報収集って国内なら卒花嫁やプレ花嫁のリアルなInstagramでしょうか。
私がよく徘徊しているのは海外のウェディングを見るためにPinterest。
素敵に見える結婚式って、なぜ素敵に見えるのだと思いますか?
それはきっと…
ご本人が楽しんでいるからだと思います。
海外のウェディングのワンシーン。
ここでキスをしようと思ってキスをしたのではないと思いませんか。
嬉しさと喜びが溢れた表現。
ふたりは自然体で居れば良い。
ゲストと一緒に楽しく過ごせば良い。
ただそれだけで結婚式は素敵になると思います。
見え方を重視しすぎないこと
まだ若いころ、魅せたい気持ちが先行している方を上手に誘導できないこともありました。
もちろんこだわって準備されていたので素敵な結婚式になりましたが、おふたりが必死でした。
楽しめていなかった…
想像通りに進んでいるか、どう見えているか、考えていた通りに感じてもらえているか、常に考えていたようでした。
私たちの結婚式、どうでしたか!?
と尋ねられた時、かなりショックでした…
ふたりにとっては、どうだったのだろう…
良い時間にできたのだろうか…と自分を責めました。
まだ若かった当初、年上の新郎新婦さまに強く意見することが難しく、ただ受け止めることしかできませんでした…
楽しんでほしいから
その後、経験を重ねて表現力を身につけることができて信頼できる雰囲気も滲み出るようになってからは、少し違うな…と感じたら、よりよいご提案のなかでイメージを共有することができるようになっていきました。
なぜこんな話をするのかというと…
結婚式の在り方を考え直したり必要なものなのかとまで言われることもあるコロナ禍の今、ゲストの皆様に新郎新婦様が見せないといけないものがあると思うからです。
見せないとならないものは、何よりもふたりの幸せ。
ゲストはふたりの喜びをともに喜ぶために参列することを忘れないでほしいと思います。
そしてその気持ちはご結婚式の結びのご挨拶に表れます。
演出が上手くいった結婚式に感謝するのではなくて。
嬉しさで涙が溢れて何も言えなくなるくらい、感謝に満ちた一日になると良いなと願っています。
結婚式って、心と心が通じる不思議な時間。
唯一無二なその日を、できるだけたくさんの夫婦が経験できますように。
今回のお話を書いていて、今結婚式をするふたりが羨ましくなりました。
私が結婚式をしたのは2007年。
まだまだ、こうでなければ、という決まりも多くて、私もその範囲でしか楽しみを考えることができませんでした。
もっと気ままに思うままに過ごせばよかったんだな…と感じました…
いいな…
先日、挙式後のクロージングキスのInstagramの投稿を見ました。
クロージングでキスはいいけど、振り返って皆んなに感謝を伝えたかったなと思いました。
たくさんのリアルな情報が手に入って、自分らしさを見つけやすい今がとっても羨ましいです!!
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Thank you.
wedding designer
なかむら なぎさ
関連情報
ウェディングデザイナーが届けるオーダーメイドのペーパーアイテム | 歌の音
”ふたりのウェディングをデザインする”
をコンセプトに
結婚式・披露宴に必須な招待状や席次表
席札、メニュー表など
" あたたかさ "が伝わる
周りの皆も幸せにする
こだわりのアイテムを
オーダーメイドで作っています。
培った10年の
ウェディングプランナーの経験を活かし、
神戸を拠点に
迷える花嫁にとって頼りになる
ウェディングデザイナーとしても活動中。
結婚式のセカンドオピニオン、
トータルデザインもご提案しています。
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