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【ストーリーのある招待状】ただの招待状じゃない!コンセプトが伝わる招待状の作り方

 

結婚式の招待状。

 

 

一番初めに手がける、結婚式の準備。

 

 

ゲストへのファーストコンタクト。

 

 

日本での一般的な招待状は、過不足なく必要なセットが決まっています。

 

 

「招待状に何を封入しようか」と、中身を決めることはあまりありません。

 

 

結婚式が昔と違って多様化しており、最近の結婚式では、コンセプトやこだわりたいこと、表現したいことが明確にあるのに、招待状が「普通」なことが大変もったいないと感じています。

 

 

招待状は結婚式の始まりであり、招待状こそしっかりと練って準備するべきアイテムだと思います。

 

 

今回は、単なる日時のご案内だけじゃない、コンセプトが伝わる招待状の作り方について、考えてみましょう!

 

 

 

招待状の基本セット

 

 

まずは、一般的な招待状の基本セットをおさらいしていきます。

 

 

 

挨拶文

 

 

招待状基本セットの一つ目は、招待状をお送りするにあたっての挨拶文です。

 

 

挨拶文は、新郎新婦からゲストへのメッセージ。

 

 

招待状

 

 

「謹啓 季節の候」や「謹啓 時候のご挨拶」から始まり、結婚することや入籍したことのご報告、結婚式へのお誘いとご出席のお願いへと続く文面となります。

 

 

「謹啓」とは、あらたまった手紙に使う「拝啓」と同じ意味合いで、よりかしこまった表現であるのが「謹啓」です。

 

 

「謹啓」の結びは「謹白」と記載のある例文が多くありますが、それは一般的な手紙の場合で、結婚式では「白」紙にならぬようと言われ、「謹啓」の結びは「謹言」をおすすめしています。

 

 

招待状の挨拶文にはある程度の定型文があり、それに沿いつつ、御両家、ふたりらしさを表現できるよう相談していきます。

 

 

ただ、結婚式の雰囲気によっては、「謹啓 – 謹言」や時候の挨拶、一般的な挨拶文から抜け出し、よりふたりらしくメッセージ性のある文面をつくっていくこともあります。

 

 

挨拶文は、テンプレートやよくある文脈だと読み飛ばされてしまうこともありますが、文の始まりから「ちょっと違う」印象を持ってもらうことができると、全てのご案内をじっくりと読み進めていただくことができそうです。

 

 

 

 

日時のご案内

 

 

二つ目は、日時のご案内です。

 

 

招待状

 

 

結婚式の日程、開催時間、開催場所を記載したご案内。

 

 

2000年以前は、挙式は親族が参加するもの、来賓は披露宴から招待されるもの、でした。

 

 

友人や来賓の方への招待状で、挙式からご参加いただきたい場合は、明確に伝わるよう、日時のご案内と同じ面に「挙式にもご列席いただきたい」ことを記載することをおすすめします。

 

 

なお、返信期日のお願いを記載するのも日時のご案内の面です。

 

 

 

 

返信

 

 

三つ目は、返信についてのご案内です。

 

 

返信葉書用封筒

 

 

ゲストが出席都合を回答できるように、返信葉書や返信用封筒を添えます。

 

 

参考記事:

【ゲストの個人情報を守る返信方法】招待状返信葉書のプライバシーを保護できる返信用封筒

 

 

最近では、web招待状の管理システムやGoogleフォームを利用したweb回答も増えてきています。

 

 

返信QRコード

 

 

また、以前に比べ出席都合がわからないゲストへ招待状を送ることが少なくなってきました。

 

 

ほとんどの新郎新婦さまが、ゲストに先に都合を伺って招待状をお送りしています。

 

 

既にゲストの都合をお聞きしているので、返信を省略される新郎新婦さまも増えています。

 

 

 

 

開催場所の地図

 

 

招待状には、挙式を行う場所、披露宴を行う場所の地図も封入します。

 

 

地図は、結婚式場が用意したものを使用されることをお勧めします。

 

 

駐車場や送迎バスのご案内など、マップだけでなく補足事項がある場合も。

 

 

ご自身で用意する前に、必ず式場へ確認しましょう。

 

 

最近では、公式サイトにアクセスマップや列席者に向けたご案内まで掲載されていることもあるため、日時のご案内に公式サイトの掲載ページにリンクしたQRコードを挿入することも増えてきました。

 

 

 

 

差出封筒

 

 

挨拶文、日時のご案内、返信のお願いの3点と開催場所の地図を封入して、差出封筒に入れて招待状を発送します。

 

 

招待状

 

 

招待状セットを封入する順番は、上から、挨拶文、日時のご案内、ご祝辞のお願い等個人付箋、地図、返信のご案内、です。

 

 

封入順はストーリーになっていて、ふたりからのメッセージ、こちらの日時です、当日はこちらもお願いします、場所はこちらです、ご返信もお願いします、という順番です。

 

 

追加事項がある場合も、ゲストが目を通す順番を意識して封入しましょう。

 

 

 

 

個人付箋

 

 

招待状のよくある追加項目として、個人付箋が挙げられます。

 

 

招待状

 

 

披露宴での乾杯の御発声のお願いや、ご祝辞のお願い、受付係のお願いと集合時間についての付箋、親族紹介のご案内等を、個人的に添えることがあります。

 

 

挙式は親族のみで執り行い、招待状は披露宴への招待として招待状を作成する場合は、挙式へのご案内を補う方法として、挙式付箋を作ります。

 

 

 

 

コンセプトが伝わる招待状作り

 

 

では続いて、今回の本題となる「コンセプトが伝わる招待状作り」についてお話ししてまいります!

 

 

 

伝えたいコンセプトとは

 

 

結婚式のコンセプトとは、結婚式へのこだわりや統一感、世界観、ふたりの想いを詰め込んだイメージのことです。

 

 

参考記事:

今からでも間に合う!結婚式に統一感を出せる【コンセプト決め】

【打ち合わせでの見積もり上昇を抑える方法】テーマやコンセプトの見直しがキーポイント

意外と簡単!節約にも繋がる!【ウェディングコンセプト&テーマ】決め方のポイント解説

 

 

せっかくなので、「おしゃれ」「かわいい」「今まで見たことがない」など、特別なこだわりを詰め込んで、印象的でゲストの心にのこる招待状を作りたいですよね!

 

 

招待状は一番初めに用意するアイテムなので、どなたもかなり気合いが入ります!

 

 

そのタイミングで要注意なのは、「新郎新婦よがりにならないこと」。

 

 

見た目の良さにこだわりすぎて、扱いづらくなってしまわないよう注意したいところです。

 

 

それに該当することは多くはありませんが、例に挙げたいのが、最近時に見かける「英語の宛名や差出人表記」。

 

 

招待状宛名書き

 

 

洋風の招待状デザインで日本語の宛名書き、は確かにおしゃれさを損なってしまいますが、英文の宛名書きは日本国内で郵送するには相応しくありません。

 

 

エアメールでもないのに英語の宛名書きでは、受け取ったゲストは誰からの手紙なのか戸惑いますし、郵便局員さんにも不親切。

 

 

英文の宛名書きを選んだふたりにとっては ”おしゃれさへのこだわり” ですが、ゲストにとって良いことは何もありません。

 

 

そのような「新郎新婦よがり」な表現は、ふたりの結婚への喜びや結婚式への期待も下げてしまいます。(ご友人へ手渡しするの場合の英語表記はおしゃれ見えのためにも大賛成です!)

 

 

私がおふたりに招待状で表現してほしい「伝えたいコンセプト」とは、「おしゃれさ」や「かわいさ」「今までに見たことがない珍しさ」ではなく…

 

 

受け取ったゲストが感じる「新郎新婦の温かみ」「優しい気持ち」「結婚への喜び」など、“心の温度” です。

 

 

招待状を開封した時に、目の前で手渡しで受け取ったようなあたたかみや、語りかけるような質感、ストーリーが感じられるのが理想。

 

 

では、そういった、ストーリーのある招待状を作る方法を考えてみましょう。

 

 

 

 

招待状にプラスするおすすめアイテム

 

 

日時のご案内だけではない招待状を作るには、どのように考えるのがよいのでしょうか。

 

 

実用性ではない部分の工夫を加える方法がおすすめです!

 

 

 

結婚式のコンセプトを添える

 

 

結婚式を迎えるにあたって選んだ場所、選んだ雰囲気、結婚式で招待するゲストと ともに どういう時間を作りたいか、ふたりで相談したはずです。

 

 

一つ目は、その「結婚式のコンセプト」をお伝えする方法。

 

 

コンセプトカード

 

 

ふたりの結婚式は、どんな結婚式でしょうか?

 

 

招待状デザインだけでは、どんな結婚式かは伝わりません。

 

 

結婚式のコンセプトを添えたカードは、ふたりが目指したい雰囲気をゲストに伝える方法です。

 

 

 

 

ドレスコードを添える

 

 

結婚式の雰囲気作りとして、ドレスコードは重要です。

 

 

ドレスコードと言うと難しく感じ、また指定することが失礼ではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

結婚式のマナーとして列席者の服装はある程度決まっています。

 

 

ここで言うドレスコードは、「きちんとした格好をしてきて」という意味ではなく、「特別なパーティーを 一緒に 楽しむためのドレスコード」です。

 

 

明るい雰囲気づくりをしたいから、ブラックではなく淡い色の服で来てほしい。

 

 

シックな雰囲気にしたいから、ブラックコーディネートに赤の小物を身につけてきてほしい。

 

 

広いお庭で結婚式をするから、スーツやドレスではなく、シャツやワンピースなどラフな格好で来てほしい。

 

 

キャラクターテーマがあるから、そのキャラクターのアイテムを身につけてきてほしい。など…

 

 

ドレスコードカード

 

 

ドレスコードのお願いをするときは、新郎新婦よがりに感じることがないように、結婚式のコンセプトを添えることをおすすめします。

 

 

そして、コンセプトには、どなたも持っている「ゲストとともに楽しい時間を作りたい気持ち」を必ず表現しましょう。

 

 

思っていることも、伝えなければ伝わりません。

 

 

当然、結婚式当日にはお伝えするものですが、ぜひ招待したその時から、心を込めて伝えていってください。

 

 

 

 

タイムラインを添える

 

 

最近流行していてスタンダード化している、タイムラインを入れるのもおすすめです。

 

 

ウェディングタイムライン

 

 

招待状発送時の挙式2カ月前にはパーティーの詳細まで決まっていないことが多いので、日時のご案内に記載している、受付、挙式、披露宴時間程度しか入れることができず、ほんとに飾りですが…

 

 

スケジュールのカードでは、日時のご案内には記載しない、おひらき時間を知らせることができるのが利点です。

 

 

 

 

フォトカードを添える

 

 

新郎新婦の最近の写真を添えるのも素敵なアイデア!

 

 

ご招待するゲストの中には、今現在もよく会う友人もいれば、大人になってから長らく顔を合わせていないご親戚もいらっしゃると思います。

 

 

結婚するお相手のことを詳しく知らないことも、多くあります。

 

 

招待状の基本セットは文字ばかりで、新郎新婦の雰囲気はわかりません。

 

 

招待状にフォトカードをプラスすると、結婚式前にたいせつな人の結婚相手がどんな方か、少しですが、知ることができるのです。(^ ^)

 

 

招待状

 

 

 

 

ラブストーリーやプロフィールを添える

 

 

結婚式当日のアイテムとして用意することが多いラブストーリーボードやプロフィールブックですが、招待状時点で同封するのもとてもおすすめの方法。

 

 

招待状時点で新郎新婦のことを詳しく知っていると、結婚式に参加するのがとても楽しみになりませんか*

 

 

フォトカード・ラブストーリー

 

フォトカード・ラブストーリー

 

 

結婚式当日は目の前に新郎新婦がいますので、それ以前の招待状時点でプロフィールをご紹介できた方が意味があると思うのです!!

 

 

招待状をお送りしてから顔を合わせることがある友人や親戚とも、「お相手こんな方なんだね!」と会話が弾むに違いありません。

 

 

 

 

ストーリーがある招待状作り

 

 

海外のウェディングでは、結婚式のテーマやコンセプトの構築から結婚式準備が始まります。

 

 

招待状制作に於いても、どんなご案内を封入するか、から検討していくのです。

 

 

日本では馴染みがありませんので、どんなご案内を封入するか、を考えるのは参考例もなく難しいかもしれませんが、ゲストは必ず喜んでくださいますので、ぜひ挑戦してください。

 

 

ストーリーのある招待状を作るためには、基本セットからのプラス要素となるコンセプト、ドレスコード、プロフィールを、揃えて用意するのがおすすめです。

 

 

コンセプトのカードでは、ふたりの結婚式が持つ意味を添え、その結婚式の雰囲気を一緒に楽しむためのドレスコードを伝えます。

 

 

招待状に同封されたラブストーリーやプロフィール、最近のふたりの写真で、新郎新婦の人となりを感じ取ることができます。

 

 

挨拶文、日時のご案内、返信のお願い、地図の招待状基本セット。

 

 

そこに、コンセプト&ドレスコード、ラブストーリー&プロフィールをプラス。

 

 

コンセプトからプロフィールまでがカード1枚ずつにするにはボリュームが多いと感じる方は、二つ折りや三つ折りのリーフレットとして作るのも良さそうです。

 

 

招待状デザインそのものをじっくりと練るのも重要なことですが、招待状に封入する中身について吟味するのがこれからの結婚式の最重要課題!

 

 

ふたりの気持ちをかたちにして、「こんな招待状初めて!」という嬉しい声を聞くために、深く話し合ってみませんか*

 

 

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