【web招待状と紙招待状を併用】「どちらか」よりも「どちらも」のススメ
2020年、世界は新型コロナウイルスに翻弄され、ほとんどのご夫婦が結婚式を延期、中止されたことをご存知でしょうか。
新型コロナウイルス感染拡大対策に対しての緩和が発表されて2年経ち、マスクの着用回数も少なくなり、人との集まりや交流もとても自由になりました。
今回取り上げるのは、コロナ禍の花嫁たちが感染防止対策に頭を悩ませ、ゲストのために積極的に取り入れていたweb招待状のその後について。
コロナ禍で積極的に選ばれていたweb招待状も、実は今、見直させれる時期が来ています。
これから招待状を準備するおふたりの参考になるように、既にweb招待状を送信したおふたりには、web招待状だからこそできるゲストに喜ばれるアフターフォローのアイデアを、詳しくご紹介しますのでぜひご一読ください。(^ ^)
web招待状とは
web招待状とは、結婚式関連の印刷会社や引出物販売会社が立ち上げている、オンライン上の招待状制作・管理サービスです。
結婚式の招待状として必要な日時、場所の情報の掲載はもちろんのこと、ふたりの写真を掲載したり、新郎新婦のプロフィールを組み込んだり、なかには動画やモーションを組み込んだドラマチックなページが作れるシステムもあります。
web招待状を使うメリット
web招待状を使用するメリットは、下記のとおりです。
多くのサイトでweb招待状は費用がかからない
条件がほとんどなく無料でweb招待状を作れるサイトもありますし、印刷会社で結婚式当日の席次表や席札等を注文することでweb招待状が無料になったり、引出物販売会社での引出物注文により無料になったりします。
紙招待状を注文すると安いものでも300円くらいはかかり、合わせて切手代もかかりますので、数量が多ければ多いほど負担が大きくなります。
ビジュアルが素敵
写真やモーションによる視覚的な印象もweb招待状の魅力です。
web招待状を開いたビジュアルはとても素敵で、新郎新婦の写真が載っていたり、新郎新婦のプロフィールが読めると結婚式がより楽しみになります。
送信が簡単
web招待状は連絡先入力やURL転送により、簡単にゲストに送信することができます。
最近では結婚式間際に、予定をリマインドしてくれる機能もついています。
管理が便利
サイトの名簿等管理サービスにより、出席者の情報が整理しやすくなっています。
パソコン作業が苦手な方にとっては、エクセル等でゲスト情報の管理をするよりも管理しやすいのではないでしょうか。
サイトによっては、エクセルの方が管理しやすい方向けのエクセルへの出力サービスもあります。
web招待状のデメリット
web招待状のデメリットは、下記のとおりです。
突然送信されてきたように感じる
紙招待状であれば結婚式へのお誘いの際に招待状の送り先を確認するなど連絡を取るワンクッションがありますが、web招待状の送信では簡単に済ませることができるがために、結婚報告と招待状送信が同時になりがち。
ほぼ同時のタイミングでの招待状送信にならないよう、事前に結婚式へのお誘いをしましょう。
時間が経つとweb招待状がメールやLINEが埋もれる
web招待状の受信方法はメールやLINEメッセージなどのオンライン上です。
結婚式の招待状送付時期は結婚式の2ヶ月から3ヶ月前のため、web招待状はその後に来るほかのメールやLINEメッセージが埋もれてしまいます。
結婚式間際のリマインド機能が付いているweb招待状サービスもありますが、リマインドが送られてくるのは結婚式の一週間前や前日などです。
結婚式に列席するための準備に、web招待状の受信履歴を探すのは大変という声をよく聞きます。
日時場所の確認をするためには、過去の履歴を遡らないとならないということ。
リマインド送信時期を設定することはできそうですが、そのタイミングがゲストの準備のタイミングと必ずしも合うとも限りません。
招待状の内容を再確認しづらい、実物が手元にない不安がある
web招待状は情報が凝縮されていて便利ですが、その反面たいせつな情報が記憶に残りづらい傾向があります。
複数のweb招待状サービスがあるため複数回受け取ったことがあるゲストでも慣れづらく、必要な情報を再確認したいときの負担感に個人差があります。
公共交通機関の予約や出発時間の確認のために見直す際に集合時間の見落としが起こらないか、アクセスマップのリンクはあるものの、不意の操作により目的地を見失うなど、新郎新婦自身が操作する訳ではない点にも不安要素がのこります。
また、実物が手元にないために現実味に欠け返信をわすれてしまったり、実物で内容を見直すよりも不安を感じるゲストもいらっしゃるようです。
本来、ひとつの結婚式に招待状送りわけをすることはNG行為
コロナ禍では人の手を介して物品をやりとりすることに感染不安を感じていたのでweb招待状と紙招待状の併用が多くありましたが、本来はひとつの結婚式に異なる招待状を用意するのは良いことではありません。
現在ではコロナ禍が明け、環境が変わっています。
web招待状を受け取ったけれど紙招待状を受け取った方がいることがわかると、「私も紙招待状が欲しかったのに」と思われるケースが実際にあるようです。
新郎新婦にとってweb招待状は利点が多くありますが、紙招待状が正式であることは現在も変わりなく、ゲストにとっては「web招待状で良い」と言われることはあっても、「web招待状が良い」と思われることはあまりないのでしょう。
web招待状のデメリットを解消する方法
ビジュアル的にも、管理的にも、ゲストが簡単に返信できるシステムとしても便利なweb招待状が持つデメリット。
web招待状のデメリットを解消する方法は、紙招待状を併用すること です。
紙招待状を用意することで予算はかかってしまいますが、web招待状の良いところを活かし、正式な紙招待状でゲストに安心感を与えられる方法をご紹介します。
web招待状と紙招待状の併用とは
web招待状と紙招待状の併用とは、ゲストへの送りわけではなく、「全員に紙招待状を用意する」ということです。
具体的には、紙招待状で正式にご挨拶や日時のご案内をし、アクセスマップや祝辞などの個人的なご案内を添えて、返信を葉書ではなく、web招待状のオンライン上にするのです。
返信手段のためにweb招待状のオンライン入力を使用し、返信のご案内を紙上のQRコードでご案内する方法。
web招待状の写真掲載が恥ずかしいと感じる方は、返信に必要な項目を凝縮できる「googleフォーム」を利用するのも良いでしょう。
web招待状と紙招待状を併用するメリット
web招待状と紙招待状を併用することで得られるメリットは、両方の良いところを存分に活かすことができ、足りない点を補い合えるところ。
web招待状のデメリットである「実物を見て確認できない」点を紙招待状で補い、紙招待状のデメリットである「事務的感、ビジュアル不足」をweb招待状で補うことができます。
どちらか、よりも、どちらも。
より良い選択肢になります。
web招待状のデメリットを紙招待状だけで解決することもできる
紙招待状が敵わないweb招待状の「視覚的な良さ」も、実は紙招待状で補うこともできます。
プロフィールカードで紙招待状に視覚的な良さをプラスする
web招待状の良さは、便利さももちろんですが、写真や新郎新婦のプロフィール紹介を載せられることでもあります。
実は、紙招待状のみでも、プロフィールや新郎新婦の写真などで自己紹介をプラスすることはできるのです◎
最近のふたり写真を添えて、ラブストーリーとプロフィール紹介のカード をプラスするアイデア。
ふたりの思い出やエピソードを物語仕立てで紹介するストーリーカードなど。
web招待状に比べると写真は多くなく、飾り方もシンプルなので、web招待状の印象的な写真並びが恥ずかしいおふたりにもおすすめのアイデアです。
結婚式のコンセプトも絡めたインビテーションブック
「招待状」の概念から一線を画した、「インビテーションブック」もおすすめです。
「皆様」宛ではなく「あなた」宛 がコンセプトのインビテーションブック。
インビテーションブック は、招待状を開くとゲストのお名前から始まり、日時場所のほか、結婚式のコンセプトや式場選びでこだわったこと、ふたりの出会いについてやプロフィールなどを綴ります。
結婚式でふたりに会う前に新郎新婦のことを紹介できるように、少しでも詳しく知ってもらえるように。
結婚式で会うときには、以前も会ったことがあるような感覚になれるように、と考えて制作した特別な招待状です。
web招待状を送信したあとでもできるアフターフォロー
既にweb招待状を発送している方も安心してください!
ぜひ参考にしてほしいweb招待状のアフターフォローアイデアをご紹介します。
ゲストカードを同封したグリーティングカード
web招待状のアフターフォローとしてご紹介するのは、結婚式前にweb招待状の回答へのお礼を添えたゲストカードを送るアイデア。
web招待状では、ゲストカードや当日のインフォメーションなどの実物を届けられないのが難点。
こちらの グリーティングカード は、結婚式前に伝えたい重要な事柄をあらためてお知らせできる、便利でゲストにも喜ばれる方法です。
web招待状を送信するのは結婚式の2ヶ月前ごろ。
招待状回答のお礼は伝えるものの、その後には多くのやりとりがないまま結婚式当日を迎える場合もあると思います。
そんな中、こういった一手間の丁寧なご案内は、結婚式に列席するにあたり喜んでいただける一つの「おもてなし」となりますね。
web招待状か紙招待状かどちらかではなくて、どちらも
それぞれ、メリット、デメリットのあるweb招待状、紙招待状。
web招待状と紙招待状とを併用することで、双方のデメリットを補い合い、メリットをより活かすことができます。
コロナ禍から今までは、多くのゲストにweb招待状、一部の年配ゲストなどに紙招待状、と、webか紙かどちらかの招待状を用意する事例が多くありました。
しかし最近は、もう一度、紙招待状のあたたかみや実物の便利さが見直されています。
でも、「どちらか」ではなくて「どちらも」使用すれば、web招待状の良いところも、紙招待状の良いところもどちらも手に入れられます*
web招待状からのアフターフォローとなる紙グリーティングのの素敵なアイデアも、ぜひ参考にしてください。(^ ^)
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ウェディングデザイナーが届けるオーダーメイドのペーパーアイテム | 歌の音
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結婚式・披露宴に必須な招待状や席次表
席札、メニュー表など
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