【席次表】受付で渡さず披露宴の席に置く方法&そのメリット
今回は、席次表を披露宴会場のゲスト席に飾りたい!とお考えの方へ、席次表の渡し方&飾り方について解説します。
結婚式当日、披露宴のために必要なアイテムである、席次表。
披露宴会場に入室し着席するためにも使用し、ゲストの席位置のご案内としての役目があります。
ゲスト席の案内は披露宴会場に入る前に必要なため、開宴前の受付で配られることがほとんど。
そう!席次表を受付で渡してしまうと、【テーブルコーディネートは席札とメニュー表のみになってしまう】のです。
もしメニューを席次表に入れたなら、ゲスト席に飾れるアイテムは【席札のみ】ということになります。
でもできれば、席次表やプロフィールブックを披露宴のテーブルにコーディネートとして飾りたい…!
大丈夫、その願い、解決できます!!!(^ ^)
席次表を受付で渡さず披露宴会場に飾る方法はある!
では、席次表を受付では渡さず、披露宴会場のゲスト席に飾るためには、どうしたらよいのでしょうか?
席次表を披露宴会場に飾ったとして、披露宴会場入室時に席次表がなくて案内的に大丈夫か心配ですよね。
スムーズな案内のために準備しておく必要があるアイテムについて、当日のオペレーションをイメージしながら説明していきます。
席次表の代わりになる、ゲスト誘導アイテムが必要
席次表やプロフィールブックを披露宴会場に飾る場合は、披露宴会場のゲスト席へスムーズに着席できるよう、席の案内ができる工夫が必要です。
席次表を受付でお渡ししないので、席次表の代わりとなるアイテムを用意しましょう。
そのアイテムは、ゲストが向かうべきテーブルを案内する「エスコートカード」と、披露宴会場内のテーブル目印となる「テーブルナンバー(テーブルサイン)」です。
受付で「エスコートカード」を受け取れると、ゲストは披露宴会場のテーブルに飾られた「テーブルナンバー」を確認してテーブルへ向かい、席札を確認して着席することができるのです◎
一昔前で言う、「もぎり」です。
実は日本にも昔から、「松」や「梅」ですが、エスコートカードはあったのですよ。(^ ^)
エスコートカードとは?またその種類
「エスコートカード」は、名刺サイズ等のあまり大きくないサイズのカードにテーブルナンバーを記載したペーパーアイテムです。
「エスコートカード」には、テーブルナンバー記載のみのエスコートカードと、ゲストのお名前を記名したエスコートカードの2種類があります。
テーブルナンバーのみのエスコートカードの渡し方
まず一つ目のパターン、テーブルナンバーのみのエスコートカードの渡し方について解説します。
テーブルナンバーのみのエスコートカードの渡し方は、受付係の方のために用意するゲストリストにテーブルナンバーを添えておき、受付係の方が ゲストの名前とテーブルナンバーを確認してエスコートカードを渡す という方法です。
ゲスト名の記載がない場合は、ゲストに合ったテーブルナンバーのチェックのみでエスコートカードをお渡しするので、受付係の方には、A〜のナンバーのパターンがあることについて注意していただければ大丈夫です。
ゲストネーム入りのエスコートカードの渡し方
二つ目、ゲストネーム入りのエスコートカードを用意するパターンでは、受付係の方がたくさんのカードの中からひとつの名前を探すのはとても大変なので、ゲスト自ら手に取っていただけるように、ウェイティングスペースにディスプレイしておくようにしましょう。
ゲストネーム入りのエスコートカードはメッセージレターもオススメ!
ゲスト自身で手に取っていただくエスコートカードなら、メッセージレターを兼ねるのもオススメのアイデアです。
ゲストへのメッセージを書くのは席札裏が定番ですが、ゲスト名が入った封筒に入りのメッセージはやっぱり特別!!
ゲストにエスコートカードを探してもらうのは失礼?
ゲストネームを入れたエスコートカードの場合、受付時の混雑を避けるために、ゲストの手でご自身のエスコートカードを探していただくことになります。
そう想像すると、ゲストにエスコートカードの名前を探していただくのは失礼ではないか?と考える方もいらっしゃると思います。
ゲストに手間をかけることを避けたい、面倒をかけない、ゲストを動かさないのがおもてなしだと思いがちですが、実はゲストにアクションしてもらうのは、ゲスト自身にとっても一つの思い出作りになります。
何も手間をかけず、不便もない完璧なおもてなしを目指すのも良いとは思いますが、ゲスト自身にパーティーを楽しんでいただくような結婚式が現代版のウェディングだと思います。
受付、ウェルカムドリンク、エスコートカード探し、と、ただ座って待つだけでない自然な動きが生まれると、待ち時間が素敵なコミュニケーションタイムとなります。(^ ^)
テーブルナンバーとは?またその種類
続いて、エスコートカードとセットで必要となるテーブルナンバーについて説明します。
テーブルナンバー(テーブルサイン)にも種類があります。
アルファベットのテーブルナンバー
一つ目は、アルファベットのテーブルナンバー。
A、B、Cなどのアルファベットを使用したご案内です。
オーダーが一番多いのが、アルファベット。
数字のテーブルナンバー
日本ではアルファベットのテーブルナンバーが多いですが、実は海外では数字のテーブルナンバーが多いです。
A、B、Cは、日本語で言う、あ、い、う、になるからでしょうか。(^ ^)
好きなもの、好きなことのテーブルナンバー
アルファベットのほかにも、好きなもの、好きなことをテーブルの目印にすることもできます。
お花の名前や、好きな映画、楽器、お菓子など、なんでもOK!
ちなみに私たち夫婦は、テーブルサインをワインの名前にしました。
テーブルにミニボトルを飾り、結びにはゲストに持ち帰っていただきました。
席次表を受付でお渡ししない場合は、この「エスコートカード」と「テーブルナンバー」がスムーズなオペレーションのためのキーアイテムとなります!
席次表を受付で渡さないことの「メリット」
実は、席次表を受付で渡さないことに「メリット」があるのです。
それはイコール、席次表を受付で渡すことの「デメリット」でもあります。
「受付」ではなにをするの?
まず始めに、「結婚式の受付とは何をするのか」を説明しておきます。
受付では、ゲストの到着&出席確認を行います。
受付係にお願いする内容は、受付に来られたゲスト名のチェック、ご祝儀のお預かり、エスコートカード等の結婚式のご案内の手渡し。
ゲストは、受付係に名前を伝え、ゲストブック(芳名帳)に署名し、持参したご祝儀を預ける。
受付係をお願いする方は、親族も来賓も招待する結婚式の場合は、親族は避けます。
結婚式当日、親族は親族紹介や集合写真などがありますので、受付係は友人や来賓にお願いする方が良いでしょう。
受付に来られるゲストの順番は、来賓・友人→親族となることが多いです。
親族に関しては、ご夫婦や家族でのご列席の場合、家族から一人が代表して受付に来られることもあります。
(失礼のないよう、席次表は大人人数分を用意しましょう。)
ちなみに、ゲストは受付に来られた時、「本日はおめでとうございます」とおっしゃいます。
受付係は新郎新婦の代わりなので、「ありがとうございます」と答えます。
事前には、ご祝儀が集まったのちの行方確認も必須です。
新郎家分は新郎家の○○に渡す、新婦家は新婦家の○○に渡す。
新郎家と新婦家とまとめてひとつにし、○○に渡す。
式場にロッカーがある場合もありますので、その際はそのロッカーの鍵をどなたに渡してほしいかを事前に伝えておきましょう。
ロッカーの鍵ではなくご祝儀そのものをまとめた状態であれば、席を立つ時間が多い親御様や兄弟姉妹に預けるのは避けた方が安心だと思います。
挙式中の邪魔にならない
多くの式場が会場到着時に受付を行っています。
つまり、当日のスケジュールが、受付→挙式→披露宴となっているということです。
受付が挙式前で、受付時に席次表を渡してしまうと、小さなパーティーバッグやジャケットのポケットには、サイズの大きな席次表やプロフィールブックは入りません。
稀に加味してサブバッグを持っておられる方もいらっしゃいますが、せっかくのパーティースタイルのコーディネートが台無しです…
サブバッグを持っていない場合、席次表などを手に持ったままの挙式参加となります。
キリスト教式であれば、進行や讃美歌が記載された「式次第」もあるでしょう。
挙式中の拍手がしづらくなります。
また、挙式が結んだのちのフラワーシャワーなども、片手では難しい。
ゲストにとって、進行のわりに不親切な状態になってしまいます。
エスコートカードであれば、サイズが小さくパーティバッグにもジャケットのポケットにも入ります。(^ ^)
挙式前受付の場合は、挙式中の時間のことを想像すると、席次表は受付ではお渡ししない方が良いでしょう。
披露宴前の待ち時間が楽しい
挙式ののち、披露宴開宴までの間にも、多少の待ち時間があります。
その間にウェルカムドリンクが振る舞われることもあれば、受付前のウェルカムドリンクのみの場合もあるようです。
その挙式後、披露宴前の少しの待ち時間に席次表を受け取るように工夫すると、次に始まる披露宴への期待やワクワクがアップします。(^ ^)
挙式前受付であれば、新郎新婦にはまだ会えていないタイミング。
その場合は、受付で席次表を受け取ってなんとなくさらっと見て、披露宴前にもう一度席次表を開き自分の席を確認する、という、役目だけの席次表になってしまいます。
披露宴前に初めて席次表を見るということは、挙式に臨んだ新郎新婦に会ってから、ということになり、開く席次表にも現実味が増し、プロフィールもより楽しく読めます!
顔を見てから、というのはとてもたいせつなことだと思いませんか。
私はいっそ、挙式で登場する瞬間が姿を見せる一番始めのタイミングではなく、挙式が始まる前に皆様が集まるウェイティングスペースに顔を出すのも、とても素敵なのではないかなと思っているくらいです。
例えば受付に新郎新婦が立ってるなんて、これまでの結婚式の風潮からしてビッグサプライズです!(^ ^)
席次表を披露宴会場に飾るのはとてもオススメ!!
これまで、「席次表は受付で渡すもの」であることが多くありました。
でも、いつの時代も、当たり前は環境に合わせて少しずつ変化していくもの。
当たり前や、前はこうだったから、を見直して、ゲストにとって過ごし良い方法を、もう一度ふたりで考えてみませんか。
紹介した「エスコートカード」と「テーブルナンバー」の組み合わせを用意して、テーブルコーディネートとして席次表を置ける方法、ぜひ参考にしてください。
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関連情報
ウェディングデザイナーが届けるオーダーメイドのペーパーアイテム | 歌の音
”ふたりのウェディングをデザインする”
をコンセプトに
結婚式・披露宴に必須な招待状や席次表
席札、メニュー表など
" あたたかさ "が伝わる
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オーダーメイドで作っています。
培った10年の
ウェディングプランナーの経験を活かし、
神戸を拠点に
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結婚式のセカンドオピニオン、
トータルデザインもご提案しています。
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