【印刷と手書き文字】ペーパーアイテムに人のぬくもりをプラスする方法
今回は結婚式のペーパーアイテムに人のぬくもりをプラスするアイデアについてご紹介します!
「ペーパーアイテムに人のぬくもり?」と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ゲストは手にする招待状や結婚式当日に使用する席札・メニュー表などから、ふたりの個性や好みを感じとります。
そのため、新郎新婦さまは思考を凝らして、「ふたりらしさがあり、おしゃれ、素敵なペーパーアイテムを作りたい!」とデザイン探しに奔走されます。
おしゃれで洗練されたデザインを構成して印刷を施す…
充分ふたりのこだわりはゲストへ伝わりますが、そこに「おしゃれさ」以外の印象はのこせていますか?
ゲストへ届けるアイテムに、「想い」や「ぬくもり」を加えるには、少しの工夫が必要です。
少しだけ工夫を凝らして、ゲストが受け取ったことがない、新鮮であたたかな気持ちになれるペーパーアイテムを作りませんか♡
ペーパーアイテムに「人のぬくもり」を宿らせる理由
ペーパーアイテム制作を始めた当初から、「ペーパーアイテムに人のぬくもりを宿らせたい」と思い続けています。
その考えは、ウェディングプランナー経験に基づいています。
結婚式のために用意するアイテムはたくさんありますが、新郎新婦から提供される視覚的な演出項目が多く、ゲストひとりひとりに宛てた項目は「料理」「ペーパーアイテム」「ギフト」と、ごく少ないのです。
その中でも「ペーパーアイテム」と「ギフト」は、ゲストの手元にのこり、帰宅してからも結婚式の余韻に浸らせてくれるアイテムたちです。
また、ゲストのもとへ届く招待状は、新郎新婦そのもの。
送られてきた招待状には、新郎新婦の想いとふたりの個性が詰め込まれています。
「もらって嬉しい」招待状を作りたいと思いますよね。
デザインだけにこだわるのはもったいない。
みなさん「おしゃれで素敵なデザイン」を探し求めていますが、選んだお気に入りのデザインを「新郎新婦化」する工夫はとても重要です。
それでは早速、「人のあたたかさ」が伝わるペーパーアイテム作りについて、ご紹介してまいります。
招待状に宿らせることができるぬくもり
招待状は、新郎新婦からゲストへのファーストコンタクト。
ゲストにとって、その招待状が「日時のお知らせ・お誘い」にとどまるか、「感謝を込めて招待したいお願い」と感じてもらえるか。
少しの工夫で「感謝を込めて招待したいお願い」と感じてもらえるように変化させることができます。
ほんの少しの感覚の違いですが、印象を大きく左右します。
おすすめしたい工夫は2つ。
招待状の挨拶文を工夫する
結婚式の招待状は、常識や伝統、実例などに起因して、ゲストへの失礼がないように大変気を遣うアイテムです。
その中でも「挨拶文」は定型文があり、決まりも多く、自由度が低い項目。
自由度が低く個性が出しにくいために定型文ばかり。
そのため、差出人の名前を確認する程度で挨拶文そのものは読み飛ばしをする方も多く、特段印象にものこりません。
だからこそ、定型文通りではなく、読みたくなる挨拶文を作る工夫をして欲しいと思います。
こちらの挨拶文も、季節の挨拶を漢語(季節の候)から口語にした程度。
それだけでも、日本語らしいやわらかさが出てきます。
ふたりだけが持つ物語からウィットに富んだ表現ができると、ゲストの目を惹き、結婚式が楽しみになる工夫となりそうです。
招待状にメッセージカードを同封する
招待状セットの内容は、綺麗に印刷されたものばかり。
そういった文字が整列した印刷物の中に人のぬくもりを宿らせる方法として、「手書き」を加えることをおすすめします。
おすすめのなのが、メッセージカード。
私自身の結婚式の招待状にも、1通ずつメッセージカードを同封しました。
招待状を送るゲストへ一筆したためる…
長文でなくても、印刷物の中にある「手書き」は大変目立ち、人のあたたかさを伝えてくれます。
複合型!インビテーションブックのご紹介
そういった、工夫した挨拶文とメッセージカードの両方、さらにそれらを引き立てる表現方法として、「インビテーションブック」という招待状もお勧めしています。
インビテーションブックを開くと、ゲストのお名前から始まり、挨拶文、日時のご案内、結婚式について、ふたりのこと、と、招待状がストーリー仕立てになっています。
挨拶文に頼らず、結婚式を企画した経緯や伝えたいこと、ふたりの自己紹介をメインに、ゲストへのメッセージで結ぶ、特別な招待状です。
結婚式当日アイテムに宿らせることができるぬくもり
続いて、結婚式当日に用意する、席札、メニュー表、席次表、プロフィールブックなどのアイテムに人のぬくもりを宿らせるアイデアをご紹介します。
席次表やプロフィールブックの挨拶文を工夫する
席次表やプロフィールブックなどの当日アイテムにも、多くの場合招待状のように挨拶文を入れます。
その挨拶文も定型文があり、文例に倣うと特に珍しさもなく読み飛ばされてしまい、印象にのこることもほぼないと思います。
でも本来は、新郎新婦からゲストに向けた正式なメッセージのはず。
常識にとらわれていては、想いは伝わりません。
挨拶文は読みはじめが肝心。
「結婚式のためにふたりで考えた」ときちんと伝わるメッセージを綴りませんか。
席次表やプロフィールブックに「手書き文字」を挿入する
印字ばかりのペーパーアイテムに「手書き文字」をプラスする。
かしこまった挨拶文ではなく、語りかけるようなメッセージを。
開いた瞬間のサプライズ。
ゲストの胸の高まりが聞こえてきそうです。
メッセージをよりパーソナルに
「ゲストごとにメッセージを書く」と言えば、席札裏のメッセージが定番ですが、おすすめしたいのはもっと個人的な特別感をぎゅっと詰められる「席札ミニブック」。
「ミニブック」を開いた面に書かれたメッセージには、新郎新婦の「丁寧さ」も感じられます。
以前は「席札裏のメッセージ」にサプライズ感がありましたが、人気すぎて今や「毎回メッセージが書かれているかどうか確認してしまう」という声も聞きます。
もはやサプライズではないならば、「席札の空きスペースの有効活用」に見えない、「そのために用意した」ことが伝わるアイテムの方がおすすめです。
「手書き文字」の献立、プロフィール
印刷物に「手書き文字」を加えるアイデアの実例をご紹介します。
「封筒席札」のメニューカード、プロフィールカードに、手書き文字を挿入した実例です。
印刷文字と手書き文字をミックスすることで、あたたかみと特別感が格段にアップしました。
個性もおしゃれ感も表現できた、素晴らしい仕上がりでした*
手書き文字が苦手な方へ
デザインオーダーの際、手書きのラフ画を送ってくださることがよくあります。
その際にデザインやコンセプトに合えば、手書き文字をおすすめすることもしばしば。
その理由は、「その方の字が綺麗だから」ではありません。
「心を込めて字を書ける方」だと感じるからです。
「綺麗な文字が書けるか」よりも「丁寧に書くこと」。
手書き文字に自信がなくても、実際に原稿に挿入すると良い仕上がりになりますので安心してください。(^ ^)
結婚式は、人のあたたかさにこだわって
結婚式のアイテム選びの際には、「私たちの心の温度」が伝わることを意識して欲しいと思います。
おしゃれさ、素敵さ、珍しさ探しに夢中になると、稀に冷静さがなくなってしまい、気持ちがブレてきます。
せっかくの結婚式ですので見た目の良さもこだわって欲しいし重要なことですが、それ以上に受け取る相手のことを想い、受け取る相手が感じる印象も意識しながら、心のあたたかさが宿るアイテム選びを心がけられるようにと願います。
気持ちは伝わります。
これでいい、よりも、これがいい!を。
ふたりにとって「一番」な表現を見つけていってくださいね!!!
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関連情報
ウェディングデザイナーが届けるオーダーメイドのペーパーアイテム | 歌の音
”ふたりのウェディングをデザインする”
をコンセプトに
結婚式・披露宴に必須な招待状や席次表
席札、メニュー表など
" あたたかさ "が伝わる
周りの皆も幸せにする
こだわりのアイテムを
オーダーメイドで作っています。
培った10年の
ウェディングプランナーの経験を活かし、
神戸を拠点に
迷える花嫁にとって頼りになる
ウェディングデザイナーとしても活動中。
結婚式のセカンドオピニオン、
トータルデザインもご提案しています。
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