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両親への手紙をゲストの前で読みたくない花嫁には、プライベートな時間作りがおすすめ

 

披露宴のクライマックスシーンのひとつとして挙げられる「花嫁から両親に宛てた手紙」の朗読。

 

 

披露宴の結びに新婦から両親に宛てた感謝の手紙を読み、御両家への花束贈呈、両家代表謝辞、新郎謝辞と続いていくシーンです。

 

 

育ててくれた両親へ感謝の気持ちを伝える貴重な機会ですが、「演出」と捉える方も多く、ゲストの前で読む必要があるのか、みんなの前で読みたくない、感動させるシーンは必要と思わない、など、花嫁の手紙の朗読を好まない新郎新婦さまが増えてきています。

 

 

今回は、その「花嫁の手紙」について深掘りしたいと思います。

 

 

 

花嫁の手紙の意義

 

 

以前は当たり前のように披露宴の進行に組み込まれていた「花嫁の手紙」。

 

 

時代が変わり披露宴の進行の自由度が高まっていったことで、ゲストの前でプライベートな手紙を披露することに対して疑問を感じる方が増えていきました。

 

 

「泣かせる演出」として披露宴に組み込まれ始めた背景もあるかもしれませんが、花嫁の手紙には、演出というだけでなく意義もあります。

 

 

 

花嫁の手紙は両親に気持ちを伝える貴重な機会

 

 

昔々の結婚式は自宅で花嫁支度を施し、ご近所へ挨拶周りをしてから結婚式へ向かっていました。

 

 

映画やドラマで見たことがあるような、座敷で両親と向かい合い、「00年間、大変お世話になりました」とご挨拶をしているようすも以前はよく見られたことと思います。

 

 

結婚式場やホテルで挙げる結婚式の施設面が整い、それに伴い自宅で支度をする結婚式が減り、次第に自宅での花嫁支度は減っていきます。

 

 

披露宴に「花嫁の手紙」が組み込まれた背景にはそういった一面もあるのかもしれません。

 

 

両親に限らず、場面を作らずには相手に感謝の気持ちを伝えることは難しいものです。

 

 

結婚式の日は、両親のもとから巣立つ新郎新婦にとって育ての親のもとで感謝の気持ちを伝えるラストチャンスとも言えます。

 

 

ひとつの考え方としては、この貴重な機会を逃すのはもったいないことと思いませんか。

 

 

 

 

一時期、新郎の手紙も増えた

 

 

花嫁が両親に読む手紙。

 

 

一時期、新婦だけでなく新郎も手紙を読む結婚式が増えました。

 

 

「感謝の気持ちを伝えたい」という心の表れが、結婚式の自由度や当たり前が変化してきたことが影響して「新婦だけでなく、新郎だって両親に感謝を伝えたい」となっていったのだと思います。

 

 

もしかしたら手紙を読みたい派のふたり場合、現在も新婦だけでなく新郎新婦ともが両親へ感謝の言葉を贈る披露宴も多いのかもしれません。

 

 

一方で、手紙を読みたくない派の花嫁も増え続けているように感じています。

 

 

 

 

花嫁の手紙を読むのが嫌な理由

 

 

感謝の気持ちを伝える貴重な機会である「花嫁の手紙」。

 

 

披露宴で読むことを躊躇する理由を考えていきたいと思います。

 

 

 

 

楽しい結婚式にしたいから涙を流したくない、感動のシーンを作るのが嫌

 

 

結婚式のプランを考えるにあたって、オーソドックスな披露宴を望む新郎新婦さまと、楽しくわいわいした宴会に近いような披露宴を望む新郎新婦さまと、どちらもいらっしゃいます。

 

 

楽しい結婚式を望む新郎新婦さまにとって、泣きにかかる、泣かせにかかる花嫁の手紙は本来希望するものとは異なることも多くあると思います。

 

 

 

 

ゲストの前でプライベートな手紙を読む理由が理解できない

 

 

披露宴はたくさんのゲストが列席していて、両親へ感謝の気持ちは伝えたいけれど、個人的な内容をゲストの前で披露することに対してしっくりこない新郎新婦さまもおられます。

 

 

確かに、子どものころの家族の思い出や、両親とご本人しか知らないエピソードもあると思います。

 

 

そういったプライベートなことも含まれたメッセージを、果たしてゲストの前で伝えることが必要なのかどうか。

 

 

 

 

花嫁の手紙を聞くゲストの気持ち

 

 

披露宴で手紙を読む新郎新婦の気持ちを少し考えてみましたが、ゲストにとってはどうなのでしょう?

 

 

 

花嫁の手紙が苦手なゲストと感動を求めるゲストと両方いる

 

 

ゲストの気持ちは多種多様。

 

 

結婚式に列席するにあたり、「花嫁の手紙が一番苦手」というゲストもいれば、「披露宴の結びとして花嫁の手紙を楽しみにしている」ゲストもいます。

 

 

花嫁の手紙は、特に親戚ではなく友人や来賓としての出席だった場合、手紙を聞いて初めて知る家族の思い出やエピソードがあります。

 

 

私にも、親しい友人の結婚式で聞いた花嫁の手紙で、より新郎新婦や両家を身近に感じ、親しい人が結婚する喜びを強く感じることができた経験があります。

 

 

ゲストの感じ方は十人十色。

 

 

結婚式は新郎新婦本人のものなので、手紙を読むか読まないかは新郎新婦次第と言えます。

 

 

 

 

両親への手紙はおすすめ

 

 

新婦に限らず新郎も、両親への感謝の気持ちが心にあると思います。

 

 

その気持ちをかたちにのこしておくことは、とてもおすすめしたいこと。

 

 

 

両親への手紙は感謝のかたち

 

 

結婚したからといって今生の別れではありませんから、わざわざ手紙を書くのは恥ずかしいと感じる方もおられるかもしれません。

 

 

でも、初めに申し上げたように、機会を作らずには感謝の気持ちを伝える機会はまずありません。

 

 

結婚してもご両親の子である事実は変わりありませんが、結婚して新しい家庭を築くということは、結婚式の日は親にとっては「子」として育てる期間が終わる日である、ということです。

 

 

人前で読むか読まないか、内容がどうであるかは置いておいて、子として過ごした年月と親御様への感謝を、そのときの気持ちとして綴るのは素晴らしいことだと思います。

 

 

 

 

結婚式で両親へ感謝を伝える方法

 

 

結婚式は、育んでくれた両親へ感謝の気持ちを伝える貴重な機会。

 

 

結婚式は親もとにいる最後の日とも言えますので、子として育った感謝を伝えるラストチャンスです。

 

 

新郎も新婦も、「両親への手紙」を用意して結婚式の日に感謝の気持ちを伝える方法、いろいろ考えてみました!

 

 

 

 

披露宴で読む

 

 

定番ですが、披露宴の結びに手紙を読む時間を設ける方法。

 

 

ゲストの前でプライベートな手紙を読むことは恥ずかしかったり相応しいのか悩んだりすると思いますが、ゲストは好意的な方が多いです。

 

 

理由としては、私も感じたように新郎新婦と両親の間の出来事や思い出が自分自身にも身近に感じ、よりふたりの結婚への喜びを共有できるからです。

 

 

感情移入は人間独自の感覚で、人の喜びを自分の喜びのように感じ、幸せな気持ちになります。

 

 

 

 

披露宴で渡す

 

 

披露宴で両親へのプレゼント贈呈のタイミングを設けるなら、プレゼントとともに手紙を渡しましょう。

 

 

かつ、ぜひお願いしたいことが。

 

 

プレゼントを贈呈するということは、新郎新婦のメインテーブル前立ち位置と、両家両親の対面立ち位置のタイミングがあるはずです。

 

 

手紙は読まなくても良いので、贈呈に進む前に、おふたりともがマイクを持って、親御様へ宛てて一言感謝の言葉をかけてください。

 

 

これは実は参加ゲストとしてのお願いの一面もあり…

 

 

贈呈があっさり進み、ご挨拶もあっさり整い、あっさり披露宴が結ぶと披露宴のおひらきに気持ちが追いつかなくて不完全燃焼になるからです。

 

 

せっかくの披露宴、せっかくの贈呈であれば、少しだけでよいのでじんわりと御両家と幸せをわかちあう機会が欲しいのです。

 

 

かける言葉は、一言で構いません。

 

 

 

「お父さん、お母さん、00年間、たいせつに育ててくれて、ありがとうございました」

 

「お父さん、お母さん、ふたりの子どもに生まれて幸せです」

 

 

 

だけで良いので、親御様へマイクを通してお伝えください。

 

 

そして、もうひとつ、間合いにこだわりのあるウェディングプランナーとしてのお願いですが、感謝の言葉は、贈呈する直前親御様の目の前ではなくて、ぜひ贈呈に進む前の対面のタイミングをおすすめします。

 

 

一言の感謝の言葉を伝え、御両家親御様のもとへ辿り着くまで、1分ほどあるはずです。

 

 

その1分が、新郎新婦さまにとって、御両家にとって、列席のゲストにとって、とても重要な1分になります。

 

 

それはその場に居たときにしか感じられないかもしれませんが、その1分の印象はそれはそれは強いものです。

 

 

 

 

 

ファミリーミートで読む

 

 

ゲストの前で読まない方法として、ファミリーミートの時間を作り、家族だけの時間で手紙を読む方法もあります。

 

 

「ファミリーミート」とは、新郎新婦の支度が整ったのち、挙式や披露宴が始まる前に家族で過ごす時間を設けることです。

 

 

結婚式の一日が始まる前に家族で集う、特別な時間になるに違いありません。

 

 

そのファミリーミートの時間で、家族やご両親に宛てたお手紙を読むのもおすすめ。

 

 

プライベートな時間なので、周りを気にすることなく感謝の気持ちを伝えることができます。

 

 

ただ、注意点は…

 

 

涙でメイクがくずれてしまうかもしれないこと…!

 

 

花嫁にはヘアメイクさんが居ますが、親御様のヘアメイクさんはおられないため、配慮しておいた方が良いかもしれません。

 

 

メイクのことは少し気になりますが、結婚式の始まりに特別な時間を作ることは、家族の絆をたいせつにする新郎新婦にとっては理想的なタイミングだと思います。

 

 

 

 

披露宴おひらき後に読む

 

 

もうひとつ、ゲストの前で読まない方法を。

 

 

披露宴がおひらきになりゲストをお見送りしてから、親御様と対面になってお手紙を読む方法もあります。

 

 

おひらき後のホッとした時間。

 

 

リラックスして気持ちを伝えられるかもしれません。

 

 

結婚式の一日の結びとして、あたたかい時間になるでしょう。

 

 

 

 

手紙はゲストの前で読まなくても良いけれど、ぜひ書いて!

 

 

「両親への手紙は絶対に必要かどうか」と問われると「新郎新婦による」という答えになりますが、要不要という観点ではなく、「ふたりの考えはどうなのか」を考えて欲しい事柄です。

 

 

親御様との関係がうまくいっていない場合もあると思います。

 

 

目の前にすると気持ちが荒立つこともあると思いますが、結婚という機会にあなたがどうしたいか。

 

 

たいせつなことは、その点だと思います。

 

 

渡すにしても、渡さないにしても、文字を書くことは気持ちの整理にもなります。

 

 

文字に起こし気持ちを表現することで、気持ちが落ち着いたり伝えたいことがかたちになったり、思いがけない良いことが生まれる可能性もあります。

 

 

「結婚」という人生の節目にあたりこれまでのことをふりかえり、新しく始まる毎日のために気持ちを整えることはとても素晴らしいことだと思います。

 

 

気持ちを整え綴った言葉や手紙が、親御様に伝えたいことが詰まっていたら、ぜひその手紙を渡してください。

 

 

私が親となり子を育て、この子達がいつか巣立つ時のことを考えると、その時の気持ちを聞いてみたい、と思います。

 

 

節目を整えることは、人生においてとても重要なこと。

 

 

親御様への手紙は、きっとひとつの礎となります。

 

 

披露宴で手紙を読むもよし。

 

 

プライベートな時間を作って読むもよし。

 

 

読まずに渡すもよし。

 

 

ふたりらしく、感謝の気持ちを伝えてください。

 

 

手紙を読むことで涙が流れるかもしれません。

 

 

楽しい結婚式にしたい、泣きたくない、という気持ちもとても理解できます。

 

 

結婚式って、人生の中でもとても珍しい、「嬉し涙」を経験できるチャンスです。

 

 

心がいっぱいになりあたたかく幸せな気持ちからあふれる涙を、ぜひ経験して欲しいと思います。

 

 

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